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血糖コントロールには夕方から夜の運動が最適

血糖コントロールには夕方から夜の運動が最適 – 仕組みで「努力」を形にできることに気づく場

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血糖コントロールにはいつやるのが良いのか

最近、血糖コントロールを目的に運動をするなら、夕方から夜間にかけて行う方が良いことを示唆するデータが報告された。

この報告は、グラナダ大学(スペイン)のJonatan Ruiz氏らが行った観察研究の結果。

 

自分は毎日夕方3時~5時頃

自分は有酸素運動のサイクリングを夕方3時~5時頃に行っています。

大体50分くらいかけて土手沿いの歩行者・自転車道を毎日往復しています。

 

中~高強度の身体活動(MVPA)が高血糖の改善に有用

中~高強度の身体活動(MVPA)が高血糖の改善に有用であることはよく知られている。

 

また近年、運動をいつ行うかによって、血糖値に異なる影響が生じる可能性を指摘するされることが増えてきています。

 

これまでのレポートは空腹時血糖の評価

しかしこれまでのレポートは空腹時血糖しか評価していないなどの限界点があり、運動を行う時間帯と血糖コントロールとの関連にはまだ不明点が多いとの指摘があった。

 

そこで、今回の報告は、三軸加速度計と連続血糖測定(CGM)を用いて、人々の身体活動と血糖変動を14日間にわたり評価し、両者の関連性を横断的に検討したものです。

 

参加者は、過体重または肥満(BMI25~40)で、血糖、血圧、血清脂質のいずれか一つ以上に異常のある30~60歳の成人186人(平均年齢46.8±6.2歳、女性50%、BMI32.9±3.5)。

 

血糖降下薬使用者は除外されている

 

三軸加速度計の記録に基づき、身体活動(MVPA)が行われていた時間全体の50%以上が6~12時の間であった場合は、その日は「運動を朝に行った」と定義しています。

 

同様に、12~18時に身体活動(MVPA)の50%以上が記録されていた場合は「運動を午後に行った」、18~24時に記録されていた場合は「夜間に行った」と定義しています。

 

また、身体活動(MVPA)に該当する記録がない場合は、その日は「非活動的だった」と定義しています。

 

なお、身体活動(MVPA)の時間帯が分散していて、どのタイミングも50%以上に至らない場合は「特定されない時間に運動を行った」としています。

 

CGMデータとの関連を解析した結果、夜間に運動を行った日は非活動的だった日と比較して、24時間の平均血糖値、および昼間と夜間それぞれの平均血糖値がいずれも有意に低かった。

 

それに対して午後に運動を行った日は昼間の血糖値が、非活動的だった日と有意差がなかった。

 

さらに午前に運動を行った日は、24時間および昼間/夜間のいずれの平均血糖値も、非活動的だった日と有意差がなかった。

 

高血糖を有する人(111人)のみでの解析では、より大きな差が認められた。

 

例えば24時間の平均血糖値は、夜間に運動を行った日は非活動的だった日と比較して-2.15mg/dL(-3.29~-1.01)の差があり、

午後に運動を行った日は-1.49mg/dL(-2.57~-0.40)の差だった。

 

午前に運動を行った日は全体解析と同様、非活動的だった日と有意差がなかった

 

そうした中で発表されたこの報告は、

患者に対してただ単に『もっと運動しなさい』と指示するだけでなく、

できるだけ頻繁に、かつ、血糖コントロールを意図する場合は、

なるべく夕方から夜間にかけて運動するようにした方が良い。

 

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